元気で長生きが一番!猫の健康管理の最大のポイントは食餌

最近は長寿のペットが増えており、そのせいで介護が必要な猫や犬も出てきました。そのくらい長生きのペットが多いということなのですが、それにしても短い間にどうしてこのような長寿が実現するようになったのでしょうか?その要因の1つに、食餌がペットフード主流になったことが考えられます。

ペット用のフードが一般的になったのは一体いつ頃からでしょうか?そうなるまでは、ペットのご飯は人間の残り物だったりしたものです。塩分など動物にとってはむしろ有害なものも、特に気にせずそのまま与えているのが普通でした。ところが今は殆どの方がペットフードを利用しています。

スーパーやコンビニでもペットフードを扱っていない所はありませんよね。このような市販のフードは何といっても手軽です。餌代が余分にかかるといっても、これによって健康管理ができれば病院にかかる必要もなく、かえってコストが安くつくというメリットもあります。

市販のキャットフードにも幾つかの種類があります。形状で区別すれば、一般にカリカリと言われているドライフードと、缶詰やレトルトのウェットフードに分けることができます。いずれも一長一短があるのですが、ドライフードはとにかく管理が楽なので、忙しい方にはお薦めです。こればかりは猫の好みに合わせているとキリがありません。どちらかに決めたらずっとそれを通す方がいいでしょう。

ドライフードにもランク付けがあります。値段の高い目のプレミアムフードと、それ以外のものです。物によっては価格にして数倍以上の差になりますので、つい安い方へ手が伸びるのも仕方ないのですが、これについてはひとつ気になる情報をご紹介しておきたいと思います。

猫のシェルター等で多数の猫を扱っている方の意見を聞くと、プレミアムフードを与えていると、猫が病気になる割合が明らかに減るそうです。このような施設では資金確保が潤沢ではありませんから、経費節減はどこでも大きな課題なのですが、普段高いプレミアムフードを使う方が結果的に医療費が少なくて済むんだそうです。これは非常に説得力のある現場の声だと言えますね。

家庭で数匹の猫と暮らす場合にも、日頃安いフードを買うことで病気にさせてしまったとしたら、医療費云々以前に非常に残念なことです。看病は飼主にとって非常に辛いことですし、通院や服薬は人間だけでなく、猫にとっても身体的に大きな負担となります。そんな思いをさせずに済むのであれば、少々高いフードを買うくらい何てことはないはずでしょう。

ただしプレミアムフードにも様々な種類があって、どれがベストなのかは何とも言えないところです。ひとつのフードに限定するのもいいのですが、たまにメーカーを変えるというのも悪くありません。値段との兼ね合いもありますから、プレミアム以外も含め、評価の高いものを数種類組み合わせて利用するのがお薦めです。

ドライフードは大袋で購入すると安くなりますが、気になるのが保存方法です。いい加減に放置しておくと、劣化したり虫がついたりして結局はダメにしてしまいますよ。しっかりと密閉できるケースを用意すれば、バーゲン時に買い置きするなど、餌代を実際よりも安くあげることができるでしょう。

海外製品のフードケースは大容量のものが揃っていますが、国内のものはサイズの大きいものがなかなかありませんので、密閉できる衣装ケースを転用するのもいい方法です。チャック式の袋に分包し直すのもいいのですが、そのままで猫の手の届く所に置いておくと、爪を立てられてあっという間に穴を開けられてしまいますので気をつけましょう。