猫の避妊・去勢手術とは

猫の発情期は年に1度ではなく、実際には数回以上発情する場合もあります。特に人間に飼われている猫は1年中繁殖可能とも言われており、雌猫を自然のままに放置しておけば、年に数回以上も出産することになります。つまり飼主は、数ヶ月毎に仔猫の里親探しをしなくてはならないのです。しかも負担はこれだけでは済みません。

いったん発情してしまった雌猫や雄猫は、室内飼いの猫であっても落ち着きがなくなり、盛んに外へ出たがるようになります。発情がきっかけで脱走してしまう猫も少なくありません。また発情行動といって、大声で鳴いたり臭いのきつい尿をかけて回るなど、室内での生活には大きな支障が起こる可能性があります。そのため猫を飼う以上は、必ず避妊や去勢が必要になるのです。

猫の発情は雌がリードする形になります。雌猫の発情が引き金となって雄が発情するので、妊娠を避けるためには雌猫だけに避妊手術をすればいいということになります。ただし避妊をしていない雌猫はあちこちにいますので、室内飼いの雄であってもフェロモンを察知して発情する可能性は十分にあります。また避妊していない雌猫と出会って妊娠させる可能性もありますので、飼い猫ならば雄も去勢をしておくというのが基本です。

しかし避妊手術や去勢手術は、ただ単に妊娠を防ぐためだけのものではありません。発情にまつわる様々な行動、たとえばフェロモン入りの尿を壁などにスプレーすることや、独特の声で鳴くことを防ぐことができます。これらは近所への騒音や臭いの原因になりますので、この意味でも避妊や去勢は室内飼いには欠かせない処置だと言えるでしょう。

発情は猫にとっても非常に大きなストレスだと言われています。このようなストレスを経験せずに済むことで、寿命が延びるということは大いに考えられることです。また生殖器に関わる様々な病気を未然に防ぐ効果もあるので、避妊や去勢は長生きのためにも必要な手術だということになります。

雌猫への避妊手術は開腹手術で、全身麻酔で子宮と卵巣を全摘します。傷跡は縫合されますので、暫くは傷口を舐めたりしないように注意が必要です。雄猫の去勢手術も全身麻酔で精巣を摘出します。

猫の発情は生後1年以内と早く、その間に一度でも発情してしまうと発情行動が一生残ってしまう危険性があるため、雄雌とも獣医さんと相談の上、手術のタイミングを逃さないようにすることが大切です。発情や出産を経験したことのある猫も、今後の妊娠やその可能性、また病気予防の為に避妊や去勢をすることは大きな意味があります。

手術費用は病院によっても異なりますが、一般に雌猫の方が若干高い目になります。自治体によっては、避妊や去勢の費用を補助してもらえる制度がありますので、地元の動物病院に問い合わせてみましょう。

手術後は、雌雄ともに体重が増えて太る傾向があります。ホルモンの関係があるとも言われていますが、主に食べ過ぎや運動不足が原因です。このように体重が増えても、避妊や去勢をすれば統計上は寿命は長くなるという結果が出ており、この手術が猫にとってストレス減になることは間違いありません。

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