猫にとってはコレが危険!オススメの室内再点検ポイント

猫にとってお外が危険で一杯だということはよく言われていることですよね。猫の自動車事故はとても多いのですが、俊敏なはずの猫がどうして?と思う方もおられるかもしれません。実はこれは、猫が驚くと動けなくなってしまうことが原因だと言われています。自動車の多い地域では、猫の放し飼いはとても危険だと言えるでしょう。

また世の中には猫嫌いの人も結構多いですよね。実際に糞害などで迷惑をかけることもあるので、嫌われる根拠もない訳ではありません。しかし中には意味なく猫を虐める人もいます。飼い猫は人なつこいだけに、尚更気をつけてあげなくてはなりません。

しかし室内ならばどこでも安全かというと、そうとも言い切れないことがあります。家の中には、猫にとって命に関わるような危険も潜んでいます。小さなお子さんのいる家庭では、家庭内での事故を防ぐ為に気を使っておられる方も多いはず。それと同じような目線で、猫にとっての危険を今一度チェックしてみましょう。

まず、小さなお子さんにとっても危険性がよく指摘されているお風呂です。お風呂のお湯を捨てずにとっておくことは、災害時の生活用水としての利用もできてなかなかいい習慣ですよね。でも子どもさんが小さい間は、必ずお湯を抜くようにしているお宅が殆どでしょう。お風呂の残り湯による溺水事故が後を絶たないからです。

これは猫にとっても同じこと。お風呂のフタが不完全だったり、上に乗ることでフタがたわんでしまい、遊んでいた猫がお湯の中に落ちてしまうことがあります。こうなると、猫は自力で這い上がることは出来ません。お風呂の壁はつるつるで爪が立たないからです。冬場などお風呂のフタはほんのり温かいので、普段からここを寝場所にしている猫もいますが、フタの強度などはよく確認しておきましょう。

またリビングなど部屋の中をグリーンで一杯にしている方もいるのではないでしょうか。もしも一緒に暮らす猫が葉っぱを食べてしまう子だったとしたら、観葉植物は諦めなくてはいけないかもしれません。葉っぱ系が好きな猫は、怒られても諦めずに少しずつ葉っぱを噛んで食べてしまいますので、別の部屋に隠すかベランダに出すしかありません。

というのも、観葉植物など一般にポピュラーな鉢植えの植物は、殆どのものが動物にとって有害だからなんです。もしも害がないとしても、葉っぱを齧られてしまっては鉢植えの方も可哀相ですよね。一方で植物になど全く興味を示さない子もいますから、これも猫それぞれです。

最期に上げておきたいのが、猫の閉じ込めです。猫との生活では、普段猫を立ち入り禁止にしているような場所が幾つかありますよね。猫はこの禁止の意味をよく知っていますが、好奇心や反抗心(?)から、このタブーを破りたくて仕方ありません。人間がそこへ入った時、こっそり足元をすり抜けて入り、さっと隠れてしまう・・・なんてことがよくあるんです。

ほんの一瞬のことですから、気づくことなくそのままドアを閉めてしまうと、数時間以上猫が外に出れないなんてことが起こります。在宅中ならば気づくのですが、もしも外出する前だったら、相当長い間監禁状態になってしまうこともあるので要注意ですよ。部屋だけでなく、クローゼットなども危険ポイントです。特に2頭以上飼っている方は、外出前には必ず猫の点呼をとる習慣をお薦めします!