これだけは押えておきたい!猫との生活に最低限必要なモノとは?

猫と暮らしたい気持ちさえあれば、ぜひ猫をお迎えしてほしいのですが、そのためには必ず押えておかなくてはいけないことが幾つかあります。これらが不十分なままで猫との生活を始めてしまうと、結果的には猫を手放さなくてはならないこともあるような、大切なことばかりです。

もしも途中で猫を手放すようなことになってしまうと、ずっと猫と一緒に暮らすつもりだった飼主さんも気の毒かもしれませんが、事情が分からないまま、今後も見知らぬ環境を転々としなくてはならない猫はもっと可哀想ですよね。言葉の理解できない猫には、そのような思いだけは決してさせないようにしたいものです。

猫が自分を取り巻く状況を変えることは不可能ですが、人間ならば事前に努力次第で何とか出来ることは沢山あります。猫を飼う前におさえておきたい条件を整えておくことは、そのための大きな前提になりますよ。これらは全部で3つありますので、順を追ってご説明していきましょう。

まずお住まいの住居が、ペット容認かどうかということです。内緒でこっそり飼っている方もいますが、発覚した時にはすぐに処分を求められてたちまち困る羽目になります。最近はペット可マンションも増えてきましたが、古くからある集合住宅でも、ペットが飼えるケースがあるんですよ。このような住宅は元々はペット不可なのですが、長年の間にペットを飼う人が増え、事実上黙認になっているところもあるんです。

入居前にこのような住民だけが知っている情報をよく聞き取っておくと、ペットと住める所をより効率よく見つけることができますよ。ただしペットを飼うことが認められていても、住民同士でマナーやルールを遵守することは必須です。このようなことが守れる自信のない人は、猫との生活はお薦めできません。

このような集合住宅だけでなく、一戸建て住宅であってもペットに関わる近所トラブルとは無縁ではありません。そのためにも、猫は完全に室内で飼うのが原則です。ただし室内から外に出さないためには、それなりの工夫も必要になってきます。特に対策もとらずにいると、猫は好きなように家を出入りするようになり、近隣をうろつくようになってしまいます。

特に問題なのは発情期です。この時期には普段どんなに大人しい猫でも室内に留めておけなくなり、何とかして脱走しようとする子が多くなります。猫の成長は驚くほど早く、生後半年も経てばもう最初の発情期を迎えてしまうので、ぼんやりしているとすぐに発情してしまいますよ。

半年というと、ようやっと手間のかかる仔猫時代が終ったかどうかという所ですから、ほっとした頃に発情という新たな課題が持ち上がって来る訳ですね。雌雄とも、発情が起こるずっと前から手術のタイミングを獣医さんとよく相談の上、早い内に処置を受けるようにしましょう。マーキングなど発情行動は、手術のタイミングが遅ければ一生残ってしまうこともあるので要注意ですよ。

つまり猫と暮らすには、ペット可の住宅であること、完全室内飼いするための準備をするということ、そして雄雌ともに避妊手術を受けさせること、この3点が必要条件だということになります。このうちのどれが欠けていても、猫との楽しい生活は実現できませんよ。残念ながら、猫が好きという気持ちだけでは猫との暮らしには不十分なのです。

猫ちゃんには快適なお部屋が必要!準備したいけどお金がないってときはここをチェックしてみて!→http://kinketujirou.com/entry-1/