えっこんなモノまで?市販のものから手作りまで猫トイレ一覧

完全室内飼いの猫にはトイレが必需品です。猫トイレは非常に多くの商品があって、本体のお値段もピンキリです。しかもトイレは砂などの消耗品も必要です。砂には、鉱物系、紙系、シリカゲル系、木系、オカラ系などがあります。この中で安価なのは鉱物系ですが、これは扱う上で重量があり、使用中も細かい砂埃が出るのが難点です。

重い砂は自然のものに近いせいか猫にも大人気で、価格も低いとなれば利用には申し分ないのですが、部屋の中にまで舞い上がってうっすら積もる白い砂埃を見るにつけ、猫や自分も吸い込んでいるのだろうと不安になりますし、毎回のズッシリ重たいゴミ捨てにも辛いものがあります。

その他の砂も重さや形状にはそれぞれ差があるものの、シリカゲル系以外のオシッコが固まるタイプのものは、掃除の手間については大同小異だと言えます。毎日トイレの中のオシッコの固まりを掘り起こして取り除くのですが、砂の種類によって固まりやすさには差があります。鉱物系は比較的しっかりと固まりますが、その他のものは簡単に崩れてしまうものもあって、この場合は掃除にとても時間がかかります。

トイレ本体は、砂さえ用意すれば容器は何でも構いません。仔猫時代はタッパーでも大丈夫ですし、多頭飼育の家庭では、衣装ケースなど大型のプラ容器を代用している方も多いようです。外見や砂の散らかりが気になる方は、市販のドームタイプのものがお勧めです。

掃除の手間を一気にはぶきたいという人には、システムトイレがお薦めです。このトイレはシリカゲル系の砂を少量入れておき、尿はスノコを通して下のシートへ直接落ちる仕掛けになっている新しいタイプの猫トイレです。この方法で、1頭平均で砂は1ヶ月、シートは1週間程度保ちます。オシッコの掃除に毎回砂をかき回す必要もなく、そもそも専用の砂はシリカゲル系で殆どホコリが出ません。

この砂は大粒でトイレの外に出ても比較的処理しやすいので、トイレの中だけでなく部屋全体の掃除が楽になります。このタイプのトイレはシートを入れる部分と砂を入れるスノコ部分の二重底になっている必要がありますので、必ず専用のトイレ本体が必要です。シートも専用のものは割高ですが、こちらは犬用のペットシーツでも代用可能です。

ところで、このような消耗品が全く必要ない猫トイレもあるというのをご存知ですか?人間用のトイレを器用に使う猫がいるらしいことはどこかで聞いたことがあるのですが、何と訓練次第ではどの猫にもその可能性があるんだとか。そのためのトイレキットが市販されているんです。

この猫トイレは、少しずつ猫を人間用トイレに慣らしていく為のもので、最終的には普通に人間と同じようにトイレができるようになるそうです。ただし訓練には時間や手間がかかりますので、まず日中の時間が取れる方ではないと無理でしょう。またトレーニング用便座をセットしなくてはならず、根気も必要です。トイレを使ってもらえれば助かるなという程度の気持ちでは、訓練を成功までもっていくのは難しいかもしれません。

この訓練にも市販のキットを使わず、手近なもので代用して見事成功させる方も少なくないようです。また普通の猫トイレでも、猫砂のコストをかけないために、砂を使わずにさせるよう少しずつ慣れさせることも出来ると聞いています。全ての猫に可能な訳ではないでしょうが、このようにトレーニングをすることで、意外にも飼主さんの意向通りの猫トイレが可能になるんですね。